粗大ごみや、不用品を回収の見積りを業者にお願いして、いざ金額を聞いみると「金額が高い」と感じられる方が多いと思います。実際に私も「そんなにするとは思っていなかった」とのお言葉をいただくことも多いです。
ここでは、実際に見積りに関わっている私が不用品回収費用の内訳を解説します。
この記事を読んで、これから不用品を処分したいと考えている方や、見積金額に驚いてしまった方が、より納得した状態で回収を依頼できれば嬉しいです。
不用品回収はなぜ高いと感じるのか
実際に「高い」と言われた方に理由を尋ねて多い答えはこちらです。
- 地域のステーションや処分場の金額と比較すると高い
- 無料回収の広告を目にしていたから
地域によって違いはありますが、ごみの処分代は無料やそれに近い金額の所が多く、ごみを捨てるのには高い費用がかからないと認識されている方が多いです。
そのため、見積金額を聞いて「高い」と感じる方も多くいらっしゃいます。
不用品回収の内訳を見てみる
不用品回収の内訳は以下のイメージです。
~回収内容~
・車 軽トラック1台
・作業時間 1時間程度
・作業員数 2名
・回収品 タンス2個、机1個、椅子1個、燃えるごみ、燃えないごみの混ざりもの
グラフを見ると、ごみの処分費は、皆さんのイメージ通り小さいことが分かります。比率が高いのは、人件費、車両費です。
回収業者の設けは正直少ないのです・・・
不用品回収の見積時に注意すべきこと
悪徳業者に騙されていないか
見積金額が想像以上だった時に、先ほど解説した内訳や、地域の相場を見た上で、それよりも高い金額だった場合は、悪徳業者が高額な料金を提示してい可能性があります。
下記に一般的な相場をまとめてあります
車の種類 | 積み込みサイズ 目安(㎥) | 金額 |
---|---|---|
軽トラック | 1.5㎥ | 15,000円~20,000円 |
1トントラック | 2㎥ | 20,000円~25,000円 |
2トントラック | 4㎥ | 35,000円~50,000円 |
全国や地域の相場を把握し、騙されない様に注意しましょう。
人件費や車両費は、仕分け、運び出し、積込みの状況など様々な要因で変わりますので、金額に納得できない時は、どこに費用がかかっているのか業者に確認してみるのもいいでしょう。
安すぎる場合も注意
実は、不用品回収の金額が安すぎる場合も注意が必要です。
不用品を処分するには、燃えるごみ、燃えないごみ、プラスチックごみ、などというように適切に分別しなければ捨てることができません。それらの分別作業にも多くの時間が必要です。
しかし、不用品回収業者のなかには、不法投棄という手段で、分別作業をせずに処分をしている悪徳業者もいます。
不法投棄は、処分業者だけでなく、依頼した人も罰則されますので、十分に注意が必要です。
まとめ
粗大ごみ・不用品回収の見積金額を聞いて「高い」驚かれたり、納得できない方は多くいらっしゃるかと思います。
市区町村のごみ処分費が安いことを考えると、高いと感じるのも分かります。
不用品回収費の内訳を見ると、費用のほとんどが車両費、人件費であり、仕分けや積み込みの状況で金額もあがることになります。
逆に、車両や人の時間を短くすることは、回収費用を抑えることに繋がります。
業者の中には法外な金額を提示したり、不法投棄を行うことで、価格を下げる悪徳業者もいます。地域や社会の相場も考慮し、悪徳業者に騙されないよう注意しましょう。
決して安くない不用品回収。少しでも納得の上で依頼ができましたら嬉しいです。